こんにちは。今日は歯石の話です。
取っても取っても歯石が付くから、
歯医者で度々取ってもらっていますか?
歯石の付きやすさは個人差があると私たちも感じてはいるのですが、
・歯石が付くのは仕方ない
・付いたら取ってもらえば問題ない
・歯磨きをしっかりして、できるだけ付かないようにするしかない
そう考えていませんか?
歯石とは、お口の中の細菌の塊であるプラーク(歯垢)が、
唾液の中のカルシウム成分と結びついて固くなってしまったものです。
だから、「できるだけプラークが付かないように、歯石になる前に取ることが大事」
このように考えますが、違う視点からも考えてみましょう。
なぜ私は歯石が付きやすいのか?
歯石が付きやすいということは、つまり「唾液の中のカルシウムが多い」ということかもしれません。
では、唾液のカルシウムが多いということはどういうことか?
唾液は何からできているか知っていますか?
実は、唾液は『血液』からできています。
唾液のカルシウムが多いのは、「血液中のカルシウムが多い」ということ現しています。
人体の中でカルシウムが一番多い組織は骨です。
そして人間は血液中のカルシウム濃度を一定に保つ性質があり、
その方法として、骨からカルシウムを溶かしてその濃度を保ちます。
その働きを適切に行うためには、ホルモンの正常の働きが重要になり、
カルシウムの動きを正常にするのに必要になってくるのが、
・マグネシウム
・ビタミンA、D、Kなどの脂溶性ビタミン
などです。
つまり、何らかの栄養欠乏や生活習慣の乱れによって体のホルモンバランスや代謝が乱れ、
『骨が溶けやすい状態になっている』から、結果的に『歯石が付きやすい身体になってしまっている』
かもしれないのです。
歯石がつきやすい🟰骨粗鬆症の前触れ
といっても過言ではないということです。
お口の中の状態は身体の状態をよく反映してくれます。
歯石だけでなく、虫歯ができやすいのも何かあるのかもしれませんよ?
そんなことを視野に入れて歯科に通ってみてください。
当院では、身体の状態を根本から改善することでお口だけでなく全身の健康増進を目指すお手伝いができます。
栄養療法における各種検査でお口の不具合に繋がっている身体の中の根本原因を調べてみませんか?
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