歯周病になりやすい体質を改善するには?

2024/07/04 【栄養, 歯周病, 食事

こんにちは、院長の杉本です。

今日は歯周病に関する情報をお伝えします。

 

【歯周病が治らない…】

歯磨きしてるのに、歯石も取ってもらったのに、

いまいち歯周病が治らない。

そんな人はいるのではないでしょうか?

でも、歯周病の治癒のためにもっとできることがあるんです。

歯周病の原因を「口の中の細菌」だけだと思っていませんか?

実は原因はそれだけではありません。

細菌以外の原因、それは自分自身の身体の状態です。

つまり悪化しやすい状態治癒力が落ちていることが原因でもあるのです。

 

歯茎の治癒力を高めるポイントを今日は3つご紹介します。

 

①血糖値をコントロールする

人間は甘い物に含まれる糖質を食べると、必ず血糖値が上がります。

血糖値なんて糖尿病じゃなきゃ関係ないと思っていませんか?

実は大体の人は甘い物を食べた後は血糖値が糖尿病並みに一度は高くなっていることが多いのです。

血糖値が大きく上がるたびに、体の中では血液中の糖分とタンパク質が結合したAGEs(最終糖化産物)という歯周病を悪化させる物質を作り出すことがわかっています。

AGEsは歯茎だけでなく、身体の老化を進める物質として知られています。

甘い物を毎日食べていたり、炭水化物中心の食生活は注意が必要です。

炭水化物だけでなくタンパク質や野菜などからビタミンミネラル、食物繊維を一緒に摂ると、血糖値の急上昇を抑えることができます。

そして糖質は甘い物ではなく、お米などの穀類や芋類などから摂りましょう。

 

②魚を食べる

肉や魚はみなさん毎日食べていると思いますが、

魚は嫌いだから、肉ばっかり食べているという人は要注意です。

実は肉に含まれる脂はオメガ6系アラキドン酸という成分が主体となっています。

アラキドン酸は、傷や感染を治すために炎症を起こしますが、

もし肉ばかり食べていてアラキドン酸が体内に多く溜まってしまうと、

身体が不必要に炎症しやすい状態になってしまいます。

歯周病は歯茎が腫れる炎症です。

炎症しやすい身体であれば、歯周病が治りにくく続いてしまうということです。

なので、肉だけでなく魚の摂取も重要となります。

魚の脂にはオメガ3系DHA、EPAという成分が含まれています。

特にEPAは炎症を抑える作用があり、歯周病が治癒しやすく再発しにくくなります。

食事が肉ばかりになってしまう人は、魚もバランス良く食べることも意識してみましょう。

 

③コラーゲンを作る

歯茎の主成分はコラーゲンで出来ています。よくテレビCMでも耳にしませんか?

歯磨き粉でコラーゲンができるのでしょうか?

コラーゲンは身体の中で作られます。

でも、それには材料が必要になります。

コラーゲンの材料とは、

 

タンパク質ビタミンC

 

この3つの栄養素です。

これらがあって初めてコラーゲンが生成されるのです。

コラーゲンだけを食事から摂取しても、それで全てが賄えるわけではありません。

これらの栄養素を意識的に摂ることが歯周病(歯茎)の治癒に欠かせないのです。

 

以上、これら3つのポイントを、

歯周病体質を改善したい人はぜひ実践してみて下さいね!

 

※歯周病を体の中から栄養で対策する栄養療法を行っております。

詳しい検査などご興味がある方はぜひお問い合わせ下さい。

https://www.sugimotodc.com/services/#sec05

 
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