遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年も杉本歯科クリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今回は子供の虫歯予防ですが、
予防策その③『虫歯菌の定着への対策をする』
です。
むし歯菌の定着、つまりむし歯菌が口の中に住みついてしまう状態ですが、
むし歯菌はやはり甘い物を栄養にしています。また、むし歯菌が歯の表面を酸を出して溶かすのですが、
その原料になるのも甘い物です。
なので、甘いものをたくさん、そして長時間食べていればむし歯菌は悪さをし続けるのです。
その対策をしなければなりません。
甘い物を頻度を少なく、時間を短時間に決めて食べることが大切です。
そして、ここがポイントですが、以前むし歯菌は親から伝染するというお話しをしましたが、
実は口の中の菌は3歳以前までは定着しないといわれ、
また、3歳頃から子供の味覚は確立されていくと言われています。
ですのでつまり、特に3歳までの間に甘い物を食べる習慣を少なくしていけば、
将来的なむし歯の予防につながるということです。
小さい頃から甘い物を食べる習慣がつきすぎてしまうと、自ずと好む食べ物は甘い物になってしまいます。
味覚が完全に形成される前に甘い物を口にする機会をできるだけ少なくしましょう。
(上のお子さんがいるとおやつの種類やタイミングが同じになってしまいがちですが、できるだけ…です!)
以上、3つの子供の虫歯予防、
『感染源の除去』、『伝搬経路の遮断』、『虫歯菌の定着への対策』
是非ともお子様の歯を守って、将来も虫歯に縁のない人生が送れるよう、参考にしてみて下さい!
3歳を虫歯ゼロで乗り切りましょう!